バイオ・生物系専攻について メリット デメリット

バイオ・生物系専攻について メリット デメリット

という話題でブログを書こうと思います。

 

 

 ※注意

ここに書いてあることは完全に僕個人の意見です。

 

 

まず自己紹介から

地方国立大学バイオ系専攻(分子生物学)の修士課程二年、男

博士課程後期には進学せず就職する予定です。

 

研究室には大学四年になるタイミングで配属され二年ちょっと同じ研究室で研究をしています。

うちの研究室はとある菌を使って研究をしています。

 

 

それでは

メリット

  • 女子が多い

これは楽しい大学生活を送るうえで大事なことかも?

 

  • 研究内容が面白い

僕の意見ですが、バイオ系の研究は人の健康に関わる事を調べたり、生き物を使って研究するので

専門外の人にも研究について説明しやすいと思いますし興味を持ってもらいやすいんじゃないかなと思います。

 

  • 敷居が低い

理系の中でも生物・バイオ専攻は天才じゃなくても運と努力次第である程度やっていけるんじゃないかなと思います。

僕も研究歴2年ちょっとですが運と、ある程度の実験量で論文を出すことが出来ました。

分野にもよると思いますが、やはり生物といえば難しい計算はなく暗記が多いので大学院の入学試験も頑張れば誰でも?いけると思います。

 

  • 実験ができる

これはいい点なのか悪い点なのかわからないですが、

研究といえばバリバリ実験でしょという人には実験が出来て楽しいと思います。

僕も研究者が実験をしている姿に憧れて生物系を選択しました。

 

 

 

デメリット

  • 拘束時間が長い

 生物を使って実験していると、どうしても生物に合わせて実験する必要があります。

なので、実験が深夜までかかったり休日に実験しなければならないこともよくあります。

 

  • 就職が難しい

これはあらゆるメリットを無に帰すほどの大きなデメリットであると思います。

バイオ系専攻の院生のほとんどは食品業界、製薬業界あたりの研究開発職を志望すると思います。

しかし、それらの職種は倍率が高く内定を取ることはかなりの難関です。

僕は結局それらとは全く異なる業界に就職することになるのですが、その話はまた今度に

 

また、博士過程後期に進学して大学教授を目指すにしてもバイオ系以外の専攻に比べて厳しい道であるようです。

 

ピペドとは

バイオ系専攻、特に分子生物学(僕の専攻です…)の院生、ポスドクのことを揶揄して

ピペットの奴隷、略してピペドというらしいです。

 

僕がまさにそのピペドに当たると思うのですが、これらのデメリットは確かに身をもって感じています。

 

 

まとめ・思うこと

僕は正直バイオ系専攻に進んだことを公開しています(爆)

 

でも、興味を持って研究し論文を世に出すという貴重な経験が出来ました。

この経験はバイオを専攻しなければできなかった貴重なものだと思います。(そう思わないと救われない…)

 

僕の考えは、絶対にバイオを勉強・研究したいんだ!という強い意志を持った人以外はバイオ系専攻に進むことはあんまりおすすめしないです

 

やっぱり、バイオは興味を引くような研究が多いことが罪だなと思います。

 

 

バイオベンチャー企業とかも盛り上がっているように思うのでバイオ系学生の受け皿がもっと増えればいいなと思います。

 

 3連休最終日ですが、今から明日の実験の準備をしに研究室に行ってきます。(爆)