残酷すぎる成功法則を大学院生が読んでみた。
残酷すぎる成功法則
この本の原題は"Barking Up The Wrong Tree"
「間違った木に吠える」、無駄な努力とかいう意味でしょうか
著者のエリック・バーカーさんは"Barking Up The Wrong Tree"というブログを運営していて、エビデンスに基づいた人生の成功法則を紹介されているそうです。
そんな著者がまとめた本です。
この本の内容は章ごとに
- 成功者は皆エリートなのか?
- いい人か裏切者のどちらが成功するのか?
- やりぬく力の秘訣、力を注ぐべき課題の見つけ方
- 友達の作り方
- 自信よりも持つべきもの
- 仕事をとるべきか、ワークライフバランスをとるべきか
に関して書かれています。
気になる項目があれば是非読んでみてほしいと思います。
エビデンスに基づいた具体的な実践ガイドも書かれているので、実践しやすく効果も期待できます!
僕が特に気に入ったのは
3章のやりぬく力のところで紹介されていた「ゲーム化」のところです。
退屈な仕事も、危機的状況もゲームに見立てることで楽しみながら乗り越えることが出来きたというエピソードの紹介とともに面白いゲームの条件も述べています。
面白いゲームの条件
- 勝てること
- 斬新な課題(新たな敵、課題)
- 目標(目的・ルール)
- フィードバック(得点・報酬)
この方法を実践して
仕事でも、勉強でも楽しみながら取り組めるようになったらいいですよね。
最後の章でインターネットの発達によって、世界一になるような成功が「達成不可能」になってしまった。
こんな時代では「これで充分」に達することが必要だと述べています。
「自分はどんな人間か」、「どんな人間を目指したいか」を考え自分の人生をコントロールすること
社会との繋がり、友達関係を大切にし「これで充分」と感じることが
「幸せに生きる」=「成功」の秘訣であると理解しました。
僕は今までたくさんの自己啓発本を読んできましたが、ここまでのボリュームが多く、信頼できる実践ガイドが付いたものはなかったと思います。
自己啓発本はこの本を読んでおけばいいという感じですかねー。
この本を超える自己啓発本を見つけるまでは、教養系の本でも読んでいこうかなと思っています。